鶴ヶ城に代表される歴史や、文化・伝統が今も息づく城下町です。
冬は雪を利用したイベントが開催されるほか、温泉にも恵まれ、四季を通じて多くの観光客が来訪します。
赤瓦に生まれ変わった鶴ヶ城が見守る市内には、歴史を感じさせる古い老舗の商店や蔵、歴代藩主が愛した風情ある庭園など名所・旧跡も多くノスタルジックな気分にさせてくれます。
会津若松市には、東山温泉と芦ノ牧温泉の2つの温泉があります。
東山温泉は市内中心部から約10分の立地でありながら美しい自然に囲まれ、竹久夢二や与謝野晶子などの墨客にこよなく愛された名湯です。泉質はサラサラの硫酸塩泉です。夏には川床で夕涼みも楽しめます。
芦ノ牧温泉は、市内中心部から約25分の阿賀川沿いに位置し、豊かな自然と阿賀川の渓谷美を満喫することができます。かつては幻の温泉郷と呼ばれていました。泉質はやはりサラサラの弱アルカリ性で身体の芯まであったまります。
国の伝統的工芸品に指定されている会津漆器をはじめ、素朴ながらも美しい地縞が特徴の会津木綿などの伝統工芸が400年以上に渡り受け継がれています。
また、伝統を守る一方で、日本で最初のコンピュータ理工学専門の大学である会津大学が開学したことにより、ICT関連企業も多く存在し、会津若松市では「スマートシティ会津若松」の実現に向けても取り組んでいます。
会津若松市は、「米どころ」「水どころ」です。肥沃な大地と清廉で豊富な水、盆地特有の寒暖の差が大きい気候など、農業に適した条件が揃い、会津の米は市場でも高く評価されています。
また、福島県は全国新酒鑑評会において金賞受賞数日本一を5年連続受賞し、金賞受賞銘柄のうち会津地域の蔵元が半数以上を占め、酒造りに恵まれた条件を活かして会津若松市には、会津を代表する造り酒屋が多くあります。
さらに、冠婚葬祭には欠かせない「こづゆ」や、「ニシンの山椒漬け」「わっぱ飯」などの郷土料理から、「ソースカツ丼」や「カレー焼きそば」などのB級グルメまで会津ならではのグルメも味わえます。